2021年05月30日
No.151 草刈りシーズン2
草刈り機を生まれて初めて手にしたのが去年。
今年も、草を草刈り機で刈るか、草に草刈り機を絡められるかのシーズンがやってまいりました。
去年は目の前の草を刈ることに必死でした。が、今年は違います。
まず刈り場に行くと、蛇除けの棒をもって辺りを散策。
めぼしい草花は写真にとっておいて、気が向いたら後から名前を調べるという心の余裕。
本当ならばそれを摘んでかえって空いた酒瓶にでも活ければよいのでしょうが、それはまた来シーズンに取っておいて、
今シーズンはどこにどのような草花があるのかを見ておこうという心のゆとりを持っています。
散策が終わればあとは草刈り機で刈るだけ。ここは去年と変わらず。
心のゆとりはありません。
が、散策途中で目を止めた草花を刈る順になると少し心は痛みます。
そう考えると感傷的になるくらいの心の余裕はあるのかもしれません。
2020年09月01日
No.150 自走式草刈り機との関係
自走といっても、(まっすぐ)自走ではなく、扱う側が調整してやらないと自走するだけでまっすぐは自走しません。
また、扱う側が未熟だと、調整してもまっすぐは刈れません。
日曜日、姉とともに自走式草刈り機を引き連れて草刈りに行ってきました。
現場はすでに1mちかくの雑草がぎっしり生えそろった水田。
周りの田んぼが稲刈りを終えている中の草刈りです。
普段から何かを生産して生きているわけでもないのに、こういう時だけ、
「何とも生産性のない作業だなぁ。。。」と頭をよぎるのは不思議なものです。
軽トラの荷台から草刈り機を下ろし、また持ち上げて足場を伝って小川を渡り、現場に草刈り機様をお連れする姿は傍から見ているときっと笑えただろうなと思います。
非力な駕籠かき二人がよろよろと駕籠を担いでいる時代劇のような場面だったはず。
現場の広さは7畝ほどでしょうか。畝は「せ」と読むそうです。1畝が約1㌃。1㌃が100㎡。
エンジンをかけていざ始動。草刈り機は力強い音を立ててやる気十分なご様子。あとは彼の動きに身を委ねていればよいだろうと簡単に思っていたらさっそく凹にタイヤが嵌って身動きが取れないご様子。音だけは一丁前に響かせてのその姿は何とも情けない。失笑ものです。
ニュートラルに入れて彼を救出後、人力で凹を超えさせ、気持ちを入れ替えて始動。
環境さへこちらで整えて差し上げれば本領発揮した彼を止められるものはありません。いや、ほとんどありません。
スイスイとまではいきませんがまぁ、亀の上を這うミミズと良い勝負するくらいの速さで綺麗に草を刈り上げて進みます。
空は青く、日差しは痛く、楽園を侵されて混乱した蟷螂たちがまかり間違ってこちらに飛んでくる時間を過ごします。
時々草に交じって生えている稲。そこに実った米を見るとなんとも言えない気持ちになりますが、
草刈り機はそんな稲も、草もまとめて刈り倒していきます。後ろを振り向けばまっすぐに刈り進んできた跡はグネグネと曲がりくねっていました。
端まで刈り進んでは方向転換。この自走式草刈り機、前か後ろにしか進まないのでこの方向転換がなかなか面倒くさいのです。そしてまた刈り進んでは方向転換。そして凹に嵌って音だけは一丁前に身動きが取れなくなる彼を救出。
数時間もこの作業を続けているとこの草刈り機に愛着もわいてきます。
ただ愛着がわくといっても、凹に嵌った姿やあまりに伸びすぎた草を前に歩むスピードが落ちたりするところを見ると、
そういう事にならないようにしてあげたいなという気持ちくらいはわいてくる。といったくらいの愛着ですが。
途中から自走式肥料巻き機の講習をお願いしていたので、大変なところや仕上げは姉が一手に引き受けて仕上げてくれたわけですがなんとか
1日作業で草刈りを終えることができました。
作業を終えた二人と一台。小川を伝う足場を渡るために再び非力な二人で草刈り機を担ぎます。朝現場に着いた時、姉と僕を非力な駕籠持ち、草刈り機は駕籠といった情景を思い浮かべましたが帰りは違いました。戦場で絶命した仲間の草刈り三等兵を姉と二人で支えているようなそんな感じです。
もう空は青くなく、日も落ちかけ、僕たちの後ろに広がるのは五万と横たわる草たちの茎。
荷台に乗せた草刈り三等兵はその日、もううんともすんとも言いませんでした。
また、扱う側が未熟だと、調整してもまっすぐは刈れません。
日曜日、姉とともに自走式草刈り機を引き連れて草刈りに行ってきました。
現場はすでに1mちかくの雑草がぎっしり生えそろった水田。
周りの田んぼが稲刈りを終えている中の草刈りです。
普段から何かを生産して生きているわけでもないのに、こういう時だけ、
「何とも生産性のない作業だなぁ。。。」と頭をよぎるのは不思議なものです。
軽トラの荷台から草刈り機を下ろし、また持ち上げて足場を伝って小川を渡り、現場に草刈り機様をお連れする姿は傍から見ているときっと笑えただろうなと思います。
非力な駕籠かき二人がよろよろと駕籠を担いでいる時代劇のような場面だったはず。
現場の広さは7畝ほどでしょうか。畝は「せ」と読むそうです。1畝が約1㌃。1㌃が100㎡。
エンジンをかけていざ始動。草刈り機は力強い音を立ててやる気十分なご様子。あとは彼の動きに身を委ねていればよいだろうと簡単に思っていたらさっそく凹にタイヤが嵌って身動きが取れないご様子。音だけは一丁前に響かせてのその姿は何とも情けない。失笑ものです。
ニュートラルに入れて彼を救出後、人力で凹を超えさせ、気持ちを入れ替えて始動。
環境さへこちらで整えて差し上げれば本領発揮した彼を止められるものはありません。いや、ほとんどありません。
スイスイとまではいきませんがまぁ、亀の上を這うミミズと良い勝負するくらいの速さで綺麗に草を刈り上げて進みます。
空は青く、日差しは痛く、楽園を侵されて混乱した蟷螂たちがまかり間違ってこちらに飛んでくる時間を過ごします。
時々草に交じって生えている稲。そこに実った米を見るとなんとも言えない気持ちになりますが、
草刈り機はそんな稲も、草もまとめて刈り倒していきます。後ろを振り向けばまっすぐに刈り進んできた跡はグネグネと曲がりくねっていました。
端まで刈り進んでは方向転換。この自走式草刈り機、前か後ろにしか進まないのでこの方向転換がなかなか面倒くさいのです。そしてまた刈り進んでは方向転換。そして凹に嵌って音だけは一丁前に身動きが取れなくなる彼を救出。
数時間もこの作業を続けているとこの草刈り機に愛着もわいてきます。
ただ愛着がわくといっても、凹に嵌った姿やあまりに伸びすぎた草を前に歩むスピードが落ちたりするところを見ると、
そういう事にならないようにしてあげたいなという気持ちくらいはわいてくる。といったくらいの愛着ですが。
途中から自走式肥料巻き機の講習をお願いしていたので、大変なところや仕上げは姉が一手に引き受けて仕上げてくれたわけですがなんとか
1日作業で草刈りを終えることができました。
作業を終えた二人と一台。小川を伝う足場を渡るために再び非力な二人で草刈り機を担ぎます。朝現場に着いた時、姉と僕を非力な駕籠持ち、草刈り機は駕籠といった情景を思い浮かべましたが帰りは違いました。戦場で絶命した仲間の草刈り三等兵を姉と二人で支えているようなそんな感じです。
もう空は青くなく、日も落ちかけ、僕たちの後ろに広がるのは五万と横たわる草たちの茎。
荷台に乗せた草刈り三等兵はその日、もううんともすんとも言いませんでした。
2019年06月13日
No.149 ムシのこと5
春先から初夏にかけて木下でも日傘をさしている人を見かけますが、
あれは紫外線から身を守るとともに、イモムシの落下から身を守るという意味でなかなか理にかなっているようです。
数年前から男性の日傘というのをちょこちょこマスメディアが取り上げていますが香川県でも早くはやってほしいと切に願ってやみません。
さて、目についたイモムシの類を処理してからというもの、枝打ちはあっという間でした。
途中おそらく1齢のマイマイガに出会った以降はなんとか会いたくないものにも出会わず。
マイマイガも4月ころから孵化が始まるとのことだったので、方針は尺取虫と一緒でよさそうです。
何事も事前対策、予防というのは大切ですね。
早め早めの対策は本当に大切だと思います。
体の不調も、虫対策も。
あれは紫外線から身を守るとともに、イモムシの落下から身を守るという意味でなかなか理にかなっているようです。
数年前から男性の日傘というのをちょこちょこマスメディアが取り上げていますが香川県でも早くはやってほしいと切に願ってやみません。
さて、目についたイモムシの類を処理してからというもの、枝打ちはあっという間でした。
途中おそらく1齢のマイマイガに出会った以降はなんとか会いたくないものにも出会わず。
マイマイガも4月ころから孵化が始まるとのことだったので、方針は尺取虫と一緒でよさそうです。
何事も事前対策、予防というのは大切ですね。
早め早めの対策は本当に大切だと思います。
体の不調も、虫対策も。